第二次世界大戦の解説

戦艦陸奥(むつ)

陸奥
陸奥

陸奥のデータ

基準排水量 39,130トン
全長 225メートル
速力 25.0ノット
主砲 41センチ砲×8門
副砲 14センチ砲×18門

陸奥の解説

 陸奥(むつ)は八八艦隊の計画に基づいて計画された戦艦です。陸奥は完成時にその存在を巡って、ワシントン海軍軍縮会議で争いになりました。

 アメリカとイギリスは陸奥を未完成だとして廃艦を主張し、日本は完成しているとして存在を認めるよう主張しました。結局、陸奥の存在は認められ、代わりにアメリカとイギリスはそれぞれ2隻ずつ戦艦を建造してよいという案でまとまりました。

 陸奥は姉妹艦の長門とともにトラック島に駐留していましたが、出撃の機会はありませんでした。

 昭和18年6月、陸奥は突然3番砲塔から白煙を噴き上げ、大爆発を起こして轟沈しました。爆発の原因は現在も謎とされています。

七大戦艦

 ワシントン会議で存在が認められた陸奥の代わりに、アメリカとイギリスには新型戦艦の建造が認められました。

 これに従って建造されたのが、アメリカのコロラドとウェストバージニア、イギリスのネルソンとロドニーです。これ以降、昭和12年までは新型戦艦の建造が禁じられています。

 というわけで、陸奥、長門、コロラド、ウェストバージニア、ネルソン、ロドニー、そしてアメリカで事前に完成していたメリーランドを加えた7隻の新型戦艦は「七大戦艦」と呼ばれ、日本でも世界最強の戦艦として親しまれていました。