第二次世界大戦の解説

戦艦金剛(こんごう)

金剛
金剛

金剛のデータ

基準排水量 31,720トン
全長 222メートル
速力 30.3ノット
主砲 36センチ砲×8門
副砲 15センチ砲×14門

金剛の解説

 金剛はイギリスのヴィッカース社で建造された超弩級巡洋戦艦です。

 第一次世界大戦直前に建造された巡洋戦艦で、当初の速力は27.5ノットでした。後に二度の改装を受けて速力は30ノットに向上し、高速戦艦と呼ばれるようになりました。

 金剛は空母機動部隊に随行できる速力が評価され、マレー攻略作戦やミッドウェー海戦などに参加しています。主砲は36センチ砲で、ガダルカナル島のヘンダーソン飛行場砲撃では姉妹艦の榛名とともに約900発の砲弾を打ち込み、大量の航空機を破壊しました。

 レイテ湾海戦で金剛はアメリカ護衛空母部隊に砲撃を加え、護衛空母ガンビア・ベイを撃沈する戦果を上げましが、帰路、潜水艦の雷撃を受けて沈没しました。

 金剛は日本海軍で最も古い戦艦でありながら、最も活躍した戦艦でした。姉妹艦に比叡霧島榛名がありますが、いずれもイギリスではなく国内で建造されています。

優れたイギリスの製造技術

 金剛はイギリスで建造された戦艦であり、装甲はVC甲板と呼ばれる技術が使用されていました。日本もVC甲板を製造して姉妹艦の比叡などに採用しています。

 しかし、改装時に甲板にドリルで穴を開けるとき、その製造技術の差が明らかになりました。比叡霧島の甲板には簡単に穴を開けることができたのに対し、金剛の甲板は穴を開けることができず、逆にドリルが全部折れてしまいました。

 このように甲板の硬度が金剛と姉妹艦ではまったく異なり、関係者はイギリスの製造技術に感嘆したいいます。