第二次世界大戦の解説

戦艦比叡(ひえい)

比叡
比叡

比叡のデータ

基準排水量 32,156トン
全長 222メートル
速力 29.7ノット
主砲 36センチ砲×8門
副砲 15センチ砲×16門

比叡の解説

 比叡は金剛級の2番艦です。日本はイギリスに金剛を発注したことで、最新の技術を得ることができました。そこで同型艦の建造を始め、最初に完成したのが比叡です。

 比叡はロンドン軍縮会議によって巡洋戦艦から練習艦に変更されました。4番砲塔と一部の機関が撤去され、一時的に基準排水量19,500トン、速力18ノットまで低下しています。

 ロンドン軍縮条約の期限が切れると4年の工事を経て、比叡は復活しました。太平洋戦争では空母機動部隊とともに真珠湾攻撃やラバウル、ミッドウェー海戦に参加しています。

 比叡はガダルカナルの攻防戦にも参加し、第三次ソロモン海戦でアメリカ海軍から集中砲火を浴びて航行不能に陥りました。比叡は自沈し、日本の戦艦で初めて喪失した戦艦になりました。

練習戦艦となった比叡

 ロンドン海軍条約により、比叡は練習艦に変更されました。練習艦になるための条件として、比叡は4番砲塔を撤去、練習用の最低限の砲弾のみの搭載、最大速力18ノットを超えぬようボイラーの撤去などが行われています。

 比叡は展望台などが設けられ、昭和天皇が乗艦するようになりました。観艦式でたびたび使用され、満州国の皇帝、溥儀も比叡に乗艦しています。

 そんなこともあり、比叡は日本海軍を代表する戦艦として日本国民にも親しまれていました。